今日の
ライター:
朝井麻由美
朝井麻由美
誰もが通った道のはずです。家康にヒゲを描き、信長にまつ毛を付け加える、退屈な授業中にはしばしば、そんなかわいいイタズラに励んできました。無心で落書きをしていると、思わぬ力作が生まれることも少なくはありません。
今回は、20代のいい大人たちに、当時の気持ちを思い出しつつ、誰もが知っているあの偉人に落書きをしてもらいました。
それでは登場していただきましょう、フランシスコ・ザビエルさん!

(作:トミーさん/26歳)
とぼけたまゆ毛と、丸いメガネでひょうきんな雰囲気にイメチェンしたザビエルさん。こんなおどけた表情でキリスト教を布教しても、いまいち信者は増えなさそうです。
続いてのザビエルさんはこちら。

(作:あまやんさん/25歳)
どうやら、ザビエルさんではなく、DAIGOさんだったようです。「ウィッシュ!」
今度こそ、本物のザビエルさんが現れるはずです。

(作:クロさん/23歳)
ザビエルさんに近いのですが、やや鼻が長いようです。布教中、嘘でもついて、鼻が伸びてしまったのでしょうか。

(作:グミさわさん/23歳)
こちらは今にも銀行強盗をはたらきそうな様相を呈しています。神の教えを伝える身が強盗とは、穏やかじゃありません。

(作:はなさん/23歳)
このパイプをふかした悪そうな人が、子分に銀行強盗を命令したのがひとつ上の絵ということですね、分かります。

(作:くぼっちさん/20歳)
いよいよザビエルの面影がなくなってまいりました。『ダイの大冒険』の“キルバーン”に少々似ているのは気のせいでしょうか。

(作:ユモさん/24歳)
百歩譲って、育ちの良さそうな女学生とも言えなくないですが、一番近いのは『ワンピース』の“Mr.2 ボン・クレー”ではないでしょうか。ボンちゃーん。

(作:シオ姉さん/26歳)
こちらは前髪を伸ばし、美容院で整えてもらったザビエル。髪型ひとつ変えるだけでこのイケメンぶり。あなどれません。

(作:ガクコさん/25歳)
ヒゲをもじゃもじゃにしてみたザビエル。ぐっと渋くなりました。この雰囲気、ジブリ作品の『耳をすませば』なんかにも脇役として出てきそうです。

(作:いまみーさん/22歳)
「ゆうしゃ アルスよ。よくぞ ここまで きた。」と言い出しかねないザビエル。心が清いはずの宣教師が、すっかりラスボスになってしまいました。
今回、20代の成人数十名にご協力いただき、このような力のこもった落書きが多数集まりました。中でも特に異色の作品を掲載しましたが、全体的に多かったのは、“目元に落書き”、“頭から何かを生やす”というパターンでした。
それにしても、フランシスコ・ザビエルにしてみれば迷惑な話です。歴史の教科書に載っている人は基本的に偉大であり、それも、でかでかと顔写真が載っているのであればなおさら。ザビエル御大を含め、歴史上に名を連ねる偉人の皆さんが、現代においてこの扱い。あんまりじゃないでしょうか。これではせっかくの偉業が台無しです。うっかり、歴史を変える大きなことをしでかしてしまった日には、未来の教科書に載る顔写真が心配でなりません。顔に落書きされたくない方は、なるべく偉業を成し遂げないよう努力してはいかがでしょうか。
(朝井麻由美/プレスラボ)
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