今日の
ライター:
根岸達朗
根岸達朗
ひと言に「しょうゆ」と言ってもいろいろで、近ごろはその料理によって使い分ける「専用しょうゆ」なるものがポピュラーになりつつあるようです。たしかにスーパーでも、いろんな種類の「専用しょうゆ」が売られているのを見ますよね。みなさんは使ってみたことありますか?
僕は「まあ、普通のしょうゆがあればいいじゃない」と思っていたタチなのですが、愛用している方々によれば「普通のしょうゆよりもおいしく食べられる」と大絶賛。とにかくいろんな種類があるそうなので、調べてみました。
■卵かけご飯専用しょうゆ
どうやらこれが専用しょうゆブームのきっかけを作ったとされているようです。普通のしょうゆと違うのはダシが入っているところだとか。
■とんかつ専用しょうゆ
とんかつにはソースな気がしていましたが、そんなことないソーっス。トンカツ専用しょうゆは、とてもあっさりしていて、ソースカツ丼の要領でこれをたっぷりかけるのがうまいソーっス。(あ、しょうゆか)
■冷ややっこ専用しょうゆ
普通のしょうゆにみりんや昆布などを効かせた味だそうで、冷ややっこと相性抜群だとか。
■アイスクリーム専用しょうゆ
基本はバニラにかけるそうですが、ストロベリーでもチョコでもなんでもOKとのこと。エキゾチックな味わいがクセになるとか……。
そのほかにも、インターネットで調べてみただけでいろいろな専用しょうゆが見つかりました。
■バターご飯専用
■カレー専用
■キャベツ専用
■焼き魚専用
■肉じゃが専用
■ おもち専用
そこで今回、しょうゆ情報センターの大関さんにこの「専用しょうゆブーム」についてお話を伺ってみました。
大関さん:専用しょうゆ自体は、今ほど外に出ていなかっただけで昔からありました。最近は消費者ニーズの高まりで、市場にも多く出回っているのだと思います。ちなみにこれらのさまざまな専用しょうゆは、通常のしょうゆに加え、ダシやもろもろの成分を入れるので、厳密に言えば「しょうゆ」ではなく、「しょうゆ加工品」になります。そこがしょうゆとは違うところですね。
―たしかにアイスクリーム専用しょうゆはしょうゆなのかと言われると微妙な感じもあります。ただ、こうしていろいろな加工品が出てきて、本家の運命はいかに!? というところはありませんか?
大関さん:加工品に関しては、実際にしょうゆの製造メーカーさんや職人さんが作っていることもあり、それぞれの企業努力で生まれたものであるとして、問題にはしていません。ただそれよりも今、みなさんがかつてほどしょうゆを使わなくなってきていることの方が気にかかっています。外食産業も増え、お総菜を買って食事を済ませることも多く、食の西洋化が進んだことも影響しているとは思いますが、もっとみなさんにしょうゆを使って食事をしていただけたらうれしいですね。
ありがとうございました。僕もしょうゆをかけられるものにはどんどんかけていきたいと思います。それにしても本家のしょうゆを頂点とした、専用しょうゆの広がりにはあらためておどろかされました。まさに偉大なる父から生まれた個性豊かな子供たちといった感じでしょうか。うん、まあ、しょうゆうことにしておきましょう。
(根岸達朗/プレスラボ)
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