今日の
ライター:
柿次郎
柿次郎
歩行者天国でにぎわう日曜日のアキバでは、複数のコスプレイヤーの姿が目に入ります。一心にカメラを向ける人々の姿とあいまって、非日常な空間を楽しむことができる場所ですが、ことコスプレイヤーの裏側ってこれまであまり聞いたことがありません。
きっと、コスプレイヤーならではの専門用語、裏事情があるはず! 早速、コブス調査団(僕ひとり)は、コスプレイヤーの方々にコンタクトをとる事に。さて、一体どんな裏話が聞けるのか……。
まずお話を伺ったのは、中学生のころからコスプレに目覚めたという、ベテランコスプレイヤー大豪院邪子(仮名)さん。迫力のある名前とは裏腹に、柔らかい受け答えをしてくださいました。コスプレイヤー間でやりとりする専門用語ってありますか?
「“あわせ”ってご存じですかね。同じ作品とか、シチュエーションでそろえてコスプレして集まることを指します。例えばエヴァンゲリオンのコスプレであわせる時は『エヴァの制服あわせ』と言ったりしますね」
なるほど、それは初耳です。人気アニメなどの「あわせ」はコスプレイヤー専門のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で呼びかけて集まるのだとか。ほかにも、ありますか?
「そうですね。やっぱり女の子が男性キャラのコスプレをする時って、どうしても、胸が邪魔になっちゃうんですよね。服のラインも崩れてしまうので、どうしても変になってしまうんです。そこで使うのが“Bホルダー”という胸つぶしアイテムがあります。昔でいう、“さらし”みたいなものなんですが、簡単に胸をつぶすことができるので重宝します」
せっかくの胸をつぶすだなんてもったいない気がしてならないですが、コスプレイヤーならではの問題と言えますね…。ちなみに夏の炎天下時は、Bホルダーをつけていると蒸れて地獄だとか。うーん、コスプレも全然楽じゃないですね。そんなコスプレイヤーならではの苦悩ってどんなことがありますか?
「やっぱり、一番は衣装代でしょうか。値段は本当にピンキリなんですけど、COSPA(レイヤー御用達のブランド)などのちゃんとしたメーカーのものは一着3万円ぐらいしますね。ただ、毎回そんなのは買えないので、私はほとんど自作でコスプレ衣装を作っています。自作といっても、生地のグレードによって諸経費は変わってくるんですが…。いつも日暮里の問屋で、通常なら1mあたり100円~800円の安い生地を買うんですが、大好きなキャラクターを演じる時は、愛ゆえに1mあたり1500円くらいの生地を買っちゃいますね(笑)。本当に、突き詰めちゃうとキリがないっていうか…」
確かに大好きな趣味になっちゃうと、惜しみなくお金を使ってしまう事ってありますよね。ただ、そんな愛があるからこそ日本のオタク産業が盛り上がっているのかもしれません。
一方、秋葉原の現役メードとしても活躍中の、今田なおさんはコスプレ衣装製造メーカーでお勤め中との事で、衣装代は一切かからないそうです! うらやましいお話です。そんな今田さんの悩みは、意識的にポーズをとりすぎて“自然に写れなくなってしまった”ことだとか。
見た目の派手な印象とは裏腹に、とても大変そうなコスプレイヤーの実態! 今度から、そんな苦悩を察しながら鑑賞すれば、奥深さが感じられるかもしれませんね。
(柿次郎/オモコロ)
【関連リンク】
コスプレCure
コスプレSNSの大手で、「コス名刺」で情報交換を行っているそうです
投資家メイド★今田なおOfficial Blog
取材に協力していただいた今田なおさんのブログ! 投資家の一面も!?







