今日の
ライター:
吉住夏樹
吉住夏樹
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントをご存じでしょうか。1989年にドイツの哲学博士、アンドレアス・ハイネッケ氏の発案によって誕生した、完全に光を遮断した真っ暗闇の中を参加者8人と「アテンド」と呼ばれる案内人(視覚障害者の方が担当)が歩くというもの。直訳すると「暗闇での対話」として、視覚を閉ざされた世界を楽しむこのイベント。何も見えない、真っ暗闇の中を歩くってどんな感覚になるのか、想像できます?
現在、世界で約600万人以上が体験したイベントが今年3月に東京で開催中! 視覚以外で体感する世界って、どういうもの? とにかく、体験してみました!
初めに、入り口付近で全員に白い棒を手渡されます。そして、部屋の明るさがそれぞれ違う3つの部屋を移動しながら、真っ暗闇に目を慣らしていきます。2つ目に入った部屋で、中を案内する「アテンド」さんが待ち構えておりました。
「僕が案内しまーす。置いてきぼりにされたと感じたら、『ここにいまーす!』と大きな声で呼んでくださーい」(アテンドさん)
アテンドさんの明るい声。しかし、この段階で部屋はだいぶ暗く、周りの人の姿形はかろうじて見えるものの、顔を確認するのは難しい状況です。アテンドさんの明るい声に続いてグループのメンバーがそれぞれ自己紹介をするも、みんなの顔がわからない! そんな私の不安を知るよしもなく、アテンドさんは手際よく下記のルールを説明してくれました。
1. 入り口付近で手渡された白い棒で必ず足下を確認しながら歩くこと!
「これから歩く暗闇の中では草や木、小川が流れています。転ばないようにするためにも、必ず足下の安全を確認しながら進んでください」(アテンドさん)
2. お互いに声をかけ合うこと!
「座ったり立ったり、どんな些細な動きでも周りにいる人たちへひと声かけてください。また、段差があったり壁があったり、歩いていて誰かにぶつかったときも声に出してください。安全確認ができるとともに、お互いの声を聞き分けることができるようになります」
3. 視覚以外の感覚を働かせましょう!
「せっかく真っ暗闇の中へ入るのです。いつも使っている視覚をシャットダウンし、嗅覚や触覚、聴覚を働かせて感じられるものを存分に感じてください」
真っ暗闇を進んでいくと、さっきまでの床が枯葉の降り積もる地面になり、木や小川があります。この段階ではもはや目を閉じているのか開いているのかわからない状態に。でも、小川が流れる音や鳥のさえずりを聞いているうちに、まるで森の中にいるような……。そんな気分になっていきます。アテンドさんの声を頼りに中へと進んでいくうち、服が汚れることなんて関係なく遊び回っていたなつかしい小学生時代を思い出していました。(しんみり)
しかし、ぼーっと歩いていると、地面の石や木に足をとられてしまうことも。そうならないためにも、何かあったらすぐに周りへひと声かけるようにするのです。「ここに石と木がありまーす。気をつけてくださーい」や「ここに橋がありまーす」、「ここに触ってみませんかー?」。どこかへ座る際には「私の隣の席、空いてまーす」。隣に誰も座らなかった場合なんて、これっぽっちも考えちゃいません!
これだけ声をかけ合っていると、おのずと生まれてくるのがグループの連帯感。また、私が同行したグループは探求心の強い方が多かったようで、「ここから先はどうなってるの?」や「この先は進めるのかなぁ」など、アテンドさんが意図しない方向へと進もうとします。これにはアテンドさんも思わず「そっちへ行っちゃダメです!」と注意してしまうほど。かくいう私も、注意されたうちの1人だったのですが。
そして、あっという間に所有時間90分が過ぎ、真っ暗闇から元の世界へ。周りがだんだん明るくなっていくことで安心するはずでしたが、なぜでしょう。真っ暗闇が少し恋しい……。
声だけで判別していたせいか、真っ暗闇の中で一緒にはしゃいでいた人たちの顔を明るいところで見てもピンとこない。ついさっきまで聞いていた声から、一体何が見えていたのでしょうか。
当初「お化けが出るんじゃ!?」と勝手な心配をしていたものの、そんなはずもなく、むしろとってもあたたかな真っ暗闇を体感できたような気がします。これが夜道とかトイレとかじゃ、ダメなんだろうなぁ。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク TOKYO
開催地:東京都渋谷区神宮前2-8-2 レーサムビルB1F
(吉住夏樹/プレスラボ)
【関連リンク】
ダイアログ・イン・ザ・ダーク オフィシャルサイト
第1期、6月下旬まで開催中です!(引き続き、第2期開催予定あり)
工場見学に行きたい! ~森永製菓編~
次は工場見学へ行きたいですね~
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アテンドさんの明るい声。しかし、この段階で部屋はだいぶ暗く、周りの人の姿形はかろうじて見えるものの、顔を確認するのは難しい状況です。アテンドさんの明るい声に続いてグループのメンバーがそれぞれ自己紹介をするも、みんなの顔がわからない! そんな私の不安を知るよしもなく、アテンドさんは手際よく下記のルールを説明してくれました。
1. 入り口付近で手渡された白い棒で必ず足下を確認しながら歩くこと!
「これから歩く暗闇の中では草や木、小川が流れています。転ばないようにするためにも、必ず足下の安全を確認しながら進んでください」(アテンドさん)
2. お互いに声をかけ合うこと!
「座ったり立ったり、どんな些細な動きでも周りにいる人たちへひと声かけてください。また、段差があったり壁があったり、歩いていて誰かにぶつかったときも声に出してください。安全確認ができるとともに、お互いの声を聞き分けることができるようになります」
3. 視覚以外の感覚を働かせましょう!
「せっかく真っ暗闇の中へ入るのです。いつも使っている視覚をシャットダウンし、嗅覚や触覚、聴覚を働かせて感じられるものを存分に感じてください」
真っ暗闇を進んでいくと、さっきまでの床が枯葉の降り積もる地面になり、木や小川があります。この段階ではもはや目を閉じているのか開いているのかわからない状態に。でも、小川が流れる音や鳥のさえずりを聞いているうちに、まるで森の中にいるような……。そんな気分になっていきます。アテンドさんの声を頼りに中へと進んでいくうち、服が汚れることなんて関係なく遊び回っていたなつかしい小学生時代を思い出していました。(しんみり)
しかし、ぼーっと歩いていると、地面の石や木に足をとられてしまうことも。そうならないためにも、何かあったらすぐに周りへひと声かけるようにするのです。「ここに石と木がありまーす。気をつけてくださーい」や「ここに橋がありまーす」、「ここに触ってみませんかー?」。どこかへ座る際には「私の隣の席、空いてまーす」。隣に誰も座らなかった場合なんて、これっぽっちも考えちゃいません!
これだけ声をかけ合っていると、おのずと生まれてくるのがグループの連帯感。また、私が同行したグループは探求心の強い方が多かったようで、「ここから先はどうなってるの?」や「この先は進めるのかなぁ」など、アテンドさんが意図しない方向へと進もうとします。これにはアテンドさんも思わず「そっちへ行っちゃダメです!」と注意してしまうほど。かくいう私も、注意されたうちの1人だったのですが。
そして、あっという間に所有時間90分が過ぎ、真っ暗闇から元の世界へ。周りがだんだん明るくなっていくことで安心するはずでしたが、なぜでしょう。真っ暗闇が少し恋しい……。
声だけで判別していたせいか、真っ暗闇の中で一緒にはしゃいでいた人たちの顔を明るいところで見てもピンとこない。ついさっきまで聞いていた声から、一体何が見えていたのでしょうか。
当初「お化けが出るんじゃ!?」と勝手な心配をしていたものの、そんなはずもなく、むしろとってもあたたかな真っ暗闇を体感できたような気がします。これが夜道とかトイレとかじゃ、ダメなんだろうなぁ。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク TOKYO
開催地:東京都渋谷区神宮前2-8-2 レーサムビルB1F
(吉住夏樹/プレスラボ)
【関連リンク】
ダイアログ・イン・ザ・ダーク オフィシャルサイト
第1期、6月下旬まで開催中です!(引き続き、第2期開催予定あり)
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次は工場見学へ行きたいですね~







