今日の
ライター:
武藤 弘樹
武藤 弘樹
~前回までのあらすじ~
夜の街での豪遊を賭けて、超初心者の筆者が虎の子1万円でFXを始めました。
口座開設の手続きはわりと簡単です。ネットでいくつか情報を入力したら2日後から家に口座番号などが記載された書類が届いて、それから取引が始めることができました。なまつばを飲み下し早速1万円を運用し始めます。
ざっくり言えば、FXは長期・短期の運用による2通りの戦い方があるようです。売買を細かくするか、長いスパンでやるかの違いです。日に何度も取引する人もいれば週に一回、月に一回など、人によってさまざまです。長期預けっぱなしにして金利を狙うやり方もあります。オーストラリアドルなどは買っておくと、年に3.25パーセントほどの金利が付くから(2009.3.25現在)、やり方によっては結構おいしいです。
筆者は少ない資金で挑戦しなくてはいけない、つまり短い期間での結果が求められているので、必然的にデイトレーダーのような短期運用。まずは一番なじみのありそうな米ドルを冷やかしてみることにしました。1銭単位で目まぐるしく上がり下がりしているドル/円の表示を見つめます。経済の知識はないので単純に値の上がり下がりを勘で当てる博打です。ここだと思うタイミングでドルを買い(または売り)、売る(買う)。100円前後の買ったり負けたり、30分ほど小さい取引が続きました。
やがて値の動きが予想と違う方向に動き始め、あれよあれよという間に5,000円失いました。FX業者によって、カジノでいう『ミニマムベット』(=取引最低金額)が違いますが、筆者が使っていた業者のミニマムベットは1万円から。これではまず取引に参加できません。
そんなわけで筆者のFX運用は幕を閉じたのですが、これでは原稿が終わってしまうし何より悔しいのでなんとかしたいです。敗因を分析してみると、どうやら資金の少なさが問題だったようです。資金が少ないとどうしても余裕をもった取引ができずに、カツカツの、いわばリスクの高いギャンブルを強いられることとなります。やはりそこそこFXを楽しむためには前回調べたとおり、最低10万円の資金は必要そうです。
筆者は虎の子1万円の奥に控えたる最終秘密兵器“500円玉貯金”を投入することにしました。これが8万円あったので2万円を足して10万円を用意します。やるからにはこの10万円、始めから捨てるつもりでやらないと欲が出て結果負けることになるのがギャンブルです。
しかし筆者はそこまで人間ができていないので、激しく増やすつもりで10万円を口座に振り込みました。ATMを前にして、振り込み詐欺の注意を呼びかけるステッカーが視界の端でちらつくが、いやいや、これは詐欺ではありません。財テクです。どうせすぐ増えるはずです。ちょっと増やしたら原稿のネタも確保できるし万々歳です。1万円のFXが泥の船なら、10万円で大船とはいかないまでも、ちゃんとした普通の船です。ひたすらリスクを冒さないよう、堅実に運用して細かく増やそう。
帰宅してパソコンでFX取引画面を出すと、口座にはちゃんと10万円が振り込まれていました。さあ、リベンジです。
なんか破滅のにおいがしてますか? そんなことないかも! どうなる命のともしび・10万円! ~次回に続く~
(武藤弘樹/プレスラボ)
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