今日の
ライター:
梅田カズヒコ
梅田カズヒコ
去年あたりから「せんとくん」に「ひこにゃん」など、いわゆる『ゆるキャラ』がブームですよね。ゆるキャラブームに便乗して、当サイトでもコブスくんというキャラクターを登場させておりますが、なぜだかあまり人気が出ません。素人目には、どのキャラクターも同じくカワイイように見えるんですが、人気が出るキャラクターとそうでないキャラクターには何か秘密はあるんでしょうか。キャラクタービジネスを研究されている株式会社アサツー ディ・ケイのキャラクターマーケティングG主任研究員、野澤智行さんに話を伺いました。
――まずお伺いしたいんですけど、なぜ今「ゆるキャラブーム」が巻き起こっているんでしょうか?
「インターネット、特にブログや動画投稿サイトの普及が背景にあります。誰でも気軽に情報を発信できるようになって、自分たちの身近にある面白い話題が重宝されます。その中で、ゆるキャラに注目が集まったんでしょう」(アサツー ディ・ケイ 野澤さん)
――確かにそう言われてみると、ゆるキャラって主にインターネットを中心に注目されている気がします。
「ちょっと素人っぽいデザインに、あまり予算をかけていない感の漂う着ぐるみも不思議な魅力になっているのでしょう。これは最近のお笑い芸人ブームにも共通しておりますが、“ツッコミ甲斐のある、ゆるい存在”というのが、脱力さ加減に大人も警戒心を解いて楽しむことができ、かつ友人に口コミやネットで広めたくなるのでしょう。不景気が続く中、ゆるキャラの話題は一服の清涼剤になっている印象もあります」(同)
――そういや、うちのサイトも寝ながら読める「ゆるニュース」を標榜しておりまして、読者のツッコミによって成り立っている感はあります。今の芸人ブームと一緒かもしれません。誤字も多いですしね(頭をかきながら)
「(苦笑)」
――でも、同じゆるキャラでも、「ひこにゃん」みたいに人気の出るゆるキャラと、そうでないゆるキャラがあるかと思いますが、これは何ででしょう?
「一概には言えませんが、ご当地キャラクターは、デザインや名称を一般公募して着ぐるみを作っただけでは不十分、限られた予算の中で目的達成のために何が必要か考えることが重要です。一発ネタで終わらせないためには、地元の皆さんからの支持を得続けることが必要で、具体的にそのキャラクターへの注目と興味関心を集めるための『場』や『仕組み』が用意されているかどうかが、成否を分けるカギです。キャラに込められたメッセージまで理解し、活動に共感してくれるようなファンを増やす施策を続けることが、人気を長続きさせるポイントです」(同)
――なるほど。今までゆるキャラをそこまで深く見たことがなかったので目から鱗のご意見です。では、ぜひともお伺いしたいのですが、弊社のキャラクター、コブスくんはあんまり人気がないのですが、どうしたら人気者になれますかね?
「今の時点では、コブスくんが単なるイラスト、記号としてしか機能していない印象です。 彼の立ち位置、例えばサイトのナビゲーター、編集スタッフ、読者、などのいずれに近い存在なのか、どんな意味やパーソナリティを備えているのか、を説明しないと、正体不明の、感情移入もできない存在のままになってしまうかと思います。四コマ漫画でもフラッシュアニメでもよいので、特設ページなどを用意して、読者に興味を感じさせるような施策を始めてみては」(同)
――今すぐコブスくんで漫画やフラッシュを作れないか、上に相談してみます。最後に、ゆるキャラってどんな存在だと思います?
「ゆるキャラに限らず、注目を集め興味関心を持ってもらうコミュニケーション上のフックとして、キャラクターは多くの可能性を秘めています。企業コミュニケーション活動の手段としてもオリジナルキャラクターが効果的に使われるケースは増えてきていますし、弊社でも多くのケースを手がけておりますので、いつでもお気軽にご相談ください」
――ありがとうございました!!
今まであまり考えてみませんでしたが、世の中からキャラクターという存在が消えたら、すぐに何か困るというわけではないですが、何かしらの潤いを失ってしまいそうですね。コブスくんにはその使命を担っているんだ、ということをちゃんと伝えておきます!!
(梅田カズヒコ/プレスラボ)
【関連リンク】
株式会社アサツー ディ・ケイ
日本第3位の大手広告代理店。マスコミの人間はみんなADKって呼んでます
進化しすぎたジェントルメン!? 意外とモテない「王子キャラ」
キャラはキャラでも3次元のキャラクターの話です
「インターネット、特にブログや動画投稿サイトの普及が背景にあります。誰でも気軽に情報を発信できるようになって、自分たちの身近にある面白い話題が重宝されます。その中で、ゆるキャラに注目が集まったんでしょう」(アサツー ディ・ケイ 野澤さん)
――確かにそう言われてみると、ゆるキャラって主にインターネットを中心に注目されている気がします。
「ちょっと素人っぽいデザインに、あまり予算をかけていない感の漂う着ぐるみも不思議な魅力になっているのでしょう。これは最近のお笑い芸人ブームにも共通しておりますが、“ツッコミ甲斐のある、ゆるい存在”というのが、脱力さ加減に大人も警戒心を解いて楽しむことができ、かつ友人に口コミやネットで広めたくなるのでしょう。不景気が続く中、ゆるキャラの話題は一服の清涼剤になっている印象もあります」(同)
――そういや、うちのサイトも寝ながら読める「ゆるニュース」を標榜しておりまして、読者のツッコミによって成り立っている感はあります。今の芸人ブームと一緒かもしれません。誤字も多いですしね(頭をかきながら)
「(苦笑)」
――でも、同じゆるキャラでも、「ひこにゃん」みたいに人気の出るゆるキャラと、そうでないゆるキャラがあるかと思いますが、これは何ででしょう?
「一概には言えませんが、ご当地キャラクターは、デザインや名称を一般公募して着ぐるみを作っただけでは不十分、限られた予算の中で目的達成のために何が必要か考えることが重要です。一発ネタで終わらせないためには、地元の皆さんからの支持を得続けることが必要で、具体的にそのキャラクターへの注目と興味関心を集めるための『場』や『仕組み』が用意されているかどうかが、成否を分けるカギです。キャラに込められたメッセージまで理解し、活動に共感してくれるようなファンを増やす施策を続けることが、人気を長続きさせるポイントです」(同)
――なるほど。今までゆるキャラをそこまで深く見たことがなかったので目から鱗のご意見です。では、ぜひともお伺いしたいのですが、弊社のキャラクター、コブスくんはあんまり人気がないのですが、どうしたら人気者になれますかね?
「今の時点では、コブスくんが単なるイラスト、記号としてしか機能していない印象です。 彼の立ち位置、例えばサイトのナビゲーター、編集スタッフ、読者、などのいずれに近い存在なのか、どんな意味やパーソナリティを備えているのか、を説明しないと、正体不明の、感情移入もできない存在のままになってしまうかと思います。四コマ漫画でもフラッシュアニメでもよいので、特設ページなどを用意して、読者に興味を感じさせるような施策を始めてみては」(同)
――今すぐコブスくんで漫画やフラッシュを作れないか、上に相談してみます。最後に、ゆるキャラってどんな存在だと思います?
「ゆるキャラに限らず、注目を集め興味関心を持ってもらうコミュニケーション上のフックとして、キャラクターは多くの可能性を秘めています。企業コミュニケーション活動の手段としてもオリジナルキャラクターが効果的に使われるケースは増えてきていますし、弊社でも多くのケースを手がけておりますので、いつでもお気軽にご相談ください」
――ありがとうございました!!
今まであまり考えてみませんでしたが、世の中からキャラクターという存在が消えたら、すぐに何か困るというわけではないですが、何かしらの潤いを失ってしまいそうですね。コブスくんにはその使命を担っているんだ、ということをちゃんと伝えておきます!!
(梅田カズヒコ/プレスラボ)
【関連リンク】
株式会社アサツー ディ・ケイ
日本第3位の大手広告代理店。マスコミの人間はみんなADKって呼んでます
進化しすぎたジェントルメン!? 意外とモテない「王子キャラ」
キャラはキャラでも3次元のキャラクターの話です







