今日の
ライター:
根岸達朗
根岸達朗
高いですよね、家賃。
毎月毎月、給料のかなりの部分をそこに持っていかれるのって苦しいですよね。これを何十年も払い続けていたら、その額でそこそこの物件が買えてしまうのでは? なんてことを日々思うわけです。
そこでこんな私(27歳、フリーター、年金未納、保険料滞納、貯蓄ゼロ!)ではあります が、家やマンションなどの資産を購入することができるのかを、とあるモデルルームに突入し聞いてきました。
いい物件ですね。欲しいです。
「ありがとうございます。ただこのあたりですから少々お値段は張りますが…、失礼ですが、今どのようなお仕事をされているのですか?」
いや…まあいろいろと。たまに文章など書かせてもらったり…。
「物書きのお仕事!?すごいですね、では収入などもそれなりに?」
いやあの、それが…。(現在の状況を正直に話す)
「そうですか…(残念そう)。それではなかなか厳しいかもしれませんね。こういった物件を購入されるときはほとんどの場合、銀行から融資を受けてローンを組むことになりますからまずその点が…。お客様の場合ローンが組めません。一般企業に正社員としてそれなりの期間をお勤めになっているなど、毎月安定した収入が見込まれるようでないと、今は銀行もなかなかお金を貸してはくれませんからね」
でも企業に勤めていない方が、こういった資産を手にしたいというケースもありますよね?
「もちろん、商店など自営業を営んでいる方もいらっしゃいますから、その限りではあり ません。ただやはり審査というものはありますから、過去の実績や将来性に期待が持てると銀行が判断した場合でなければ融資を受けるのはむずかしいのです。ただでさえ近ごろは貸し渋りというのがありますから」
じゃ現金なら?
「それはもう。結局は現金がモノを言いますから。お金を貸す側の銀行もそうですが、私ども不動産会社としても、きっちりと商品に対する代金をいただければそれでいいのです」
たとえば、今までそういうケースというのは?
「少ないですが、たとえばIT関連のお仕事をされている方で成功されて、というのはありましたね。お若い方でしたが」
じゃ私もいつか現金払いで、なんてね…。
「ちなみにこの物件、土地と建物合わせて一億五千万円です」
冬の木枯らし吹きすさぶ夕暮れでした。不動産会社の方にお辞儀をし、すごすごとモデルルームを後にした私は、抜け殻のような心地で錆び付いた自転車を走らせていました。
「宝くじでも当たんねえかなあ…」
なんてぼんやりと考えながら、そして今日という日は暮れていったのでした。
(根岸達朗/プレスラボ)
【関連リンク】
こんな時代に、本当に安心な資産運用って何だろう?
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低所得フリーター住宅購入への道
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いや…まあいろいろと。たまに文章など書かせてもらったり…。
「物書きのお仕事!?すごいですね、では収入などもそれなりに?」
いやあの、それが…。(現在の状況を正直に話す)
「そうですか…(残念そう)。それではなかなか厳しいかもしれませんね。こういった物件を購入されるときはほとんどの場合、銀行から融資を受けてローンを組むことになりますからまずその点が…。お客様の場合ローンが組めません。一般企業に正社員としてそれなりの期間をお勤めになっているなど、毎月安定した収入が見込まれるようでないと、今は銀行もなかなかお金を貸してはくれませんからね」
でも企業に勤めていない方が、こういった資産を手にしたいというケースもありますよね?
「もちろん、商店など自営業を営んでいる方もいらっしゃいますから、その限りではあり ません。ただやはり審査というものはありますから、過去の実績や将来性に期待が持てると銀行が判断した場合でなければ融資を受けるのはむずかしいのです。ただでさえ近ごろは貸し渋りというのがありますから」
じゃ現金なら?
「それはもう。結局は現金がモノを言いますから。お金を貸す側の銀行もそうですが、私ども不動産会社としても、きっちりと商品に対する代金をいただければそれでいいのです」
たとえば、今までそういうケースというのは?
「少ないですが、たとえばIT関連のお仕事をされている方で成功されて、というのはありましたね。お若い方でしたが」
じゃ私もいつか現金払いで、なんてね…。
「ちなみにこの物件、土地と建物合わせて一億五千万円です」
冬の木枯らし吹きすさぶ夕暮れでした。不動産会社の方にお辞儀をし、すごすごとモデルルームを後にした私は、抜け殻のような心地で錆び付いた自転車を走らせていました。
「宝くじでも当たんねえかなあ…」
なんてぼんやりと考えながら、そして今日という日は暮れていったのでした。
(根岸達朗/プレスラボ)
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